日本海側では大雪によって難渋されている方々が多いようです。当地もその余波を受けて降雪や積雪を懸念していましたが、有り難いことに年末・年始と比較的穏やかな天気が続いています。
特に昨日(2日)は朝からカラッと晴れ上がり、気温はそれほど上がらないまでも風もなく凌ぎやすい一日でした。
そんな中、2025年、農園民宿春名の口開け・最初のお客様としてお迎えしたのは、今回で三回目となるリピーターのお二人でした。当初、別のお客様の予約が入っていたのがキャンセルになり、ご希望だったこの日をすかさずお取り下さいました。近所の温泉に寄ってこられたので、到着後はコタツなどでユックリしていただきました。
夕食は男性のリクエスト『おばあちゃんにおまかせ』で、今回はお肉と魚介に当農園自慢の季節野菜を加えた寄せ鍋。運よく女性も鍋料理がご希望だったようなので最適でした。
そして今日3日は正月気分を味わっていただこうと、朝食にお雑煮をお出ししました。
番頭(私)が生まれ育った兵庫県最西部の田舎では、母親がスルメで出汁をとったお汁に焼き餅と薄あげに竹輪、縁起物のハマグリを入れた醤油ベースの雑煮を作ってくれました。これが抜群に美味しくて連れ合いも気に入り、ずっとこの味を真似ていました。
ところが肝心のスルメは痩せ細り薄っぺらいものでも高額になり、ハマグリも高い割には外国産のアサリ程度の大きさしか入手出来ないので、今期から、お知り合いから聞いた鶏の出汁を使った新しいバージョンに変えました。
幸い当地には播州百日どりという優れた食材があるので、これの鶏ガラでスープを作って焼き餅を入れたシンプルなもの。これまた、当宿をご利用以来、とても懇意にして下さっている金沢のお友達から頂いた九谷焼の皿に正月らしいオカズを盛って、一緒に召し上がって頂きました。
夕食、朝食ともに、とても満足して下さった様です。
明日からまた忙しい日々が続くとのこと。ひと時であれ、新春らしい穏やかな雰囲気を味わって頂けたのならこれに勝るものはありません。
食事の後片付けをしていたらメッセージカードのほかに思わずニンマリとする落書き?が。ホンワカしました。
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