· 

木酢液

黒大豆畑と木酢液
黒大豆畑と木酢液

 昨年よりも少ない作つけですが、今年も黒大豆(枝豆)を作っています。日照りが長期間にわたったので時々用水路から山水を引き込んで様子を見たりもしています。

 ようやく花が身(サヤ)に変わり始めたため、昨日は防虫作業でした。

 

 日中は暑くてとても動けないため、陽が傾き始めた4時ころから始めました。防虫剤は『木酢液』。生木を燃やした際に切り口からブクブクと染み出すあれです。これを散布用のボトルに入れ、圧力で霧状にしてかけるわけです。

 民宿をしているこの家を購入したとき農工具もいくつか残されており、その中にあったボトルを使ったのですが、昔入れたらしい液剤が詰まっているようで、ハンドルを押して圧力をかけてもノズルから出てきません。逆にお尻の部分に空いた穴から吹き出す始末。仕方ないのでそのまま圧力をかけ続けながらボトルを逆さまにしてお尻で噴霧しました。

 

 農園主(連れ合い)も同じようにノズルの付いたポンプを使って、下からサヤの部分を覗き込みながら散布していましたが、こちらは立ったままボトルのお尻から出る木酢液を上方向に向ければ済むので助かりました。

 葉の一部が網状に食べられており、確かに噴霧した瞬間、蝶か蛾か分からない小さな虫が逃げていきます。この虫が枝豆の害虫なのかどうか知りませんが、どの虫にもこの木酢液の強烈な匂いは効きそうです。

 ちなみに私の手はほぼ一日経った今でも木酢液の匂いが残っています。

 

 農園主に言わせると、今年の枝豆は出来にバラツキがあるそうです。肥料が足りなかった株があった様です。

 今からでもどうにか持ち直してもらって、あの甘みのあるポクポクとした食感を自分でも、そしてお客様にも楽しんでいただきたいものです。

(画像にある杭と黒いテープを使って、風などで枝豆が倒れないように囲っています)