台風の影響か、強めの風が吹いて雲行きも怪しくなった昨日の昼下がり、お見えになったのは大阪からの男女お二人でした。
女性が助手席から降りるなり、「ただいま〜」と第一声。嬉しくなりました。
送り火の日ですが、お盆に帰省した子どもを迎える気分になり、すかさず「おかえり〜」と女将が返しました。
当宿のお願い事などを説明しながら受付をした後はお昼寝タイム。
一階のよく風が通る畳の上に寝転んで、チョットやかましい風鈴の音を聞きながらくつろいでいただきました。
近所に用があって戻ってきたら、私たちのいる台所に、軽やかな(?)イビキも聞こえてきました。気持ちよく休んでいただくのも願ってもないことです。
夕食はホームページからの予約限定メニュー『おばあちゃんにおまかせ』です。自家菜園で採れたナスでミンチ肉を挟み、油であげた挟み揚げ、お知り合いから教えていただいた秘伝の出汁巻き玉子、長崎から送られた天然タコとハマチの刺し身が副菜、これにグリーンピースの豆ごはんをお召し上がりいただきました。ごくごく普通の取り合わせですが、これがおばあちゃんの持ち味。有り難いことにキレイに平らげていただきました。
翌朝、朝食の準備をする私共と同じ頃にはお目覚め(もっと早かったかも)で、涼しい風が気持ち良いうちに近所を散歩されました。
中庭を通して縁側あたりでおしゃべりされる声もかすかに聞こえてきて、こちらも嬉しくなるようなユッタリとした時間を過ごしていただいたようです。
時間があったらまた戻っておいで。おばあちゃん待ってるよ。
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