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遠征

 小雨模様で気温が下がり、片付けようと思っていた石油ストーブにまた火を入れた昨夜、少々遅れてお見えになったのは、首都圏からお越しのご夫婦とそのお友達でした。男性お二人はフランス国籍、女性は横浜生まれの日本人です。

 お見えになった理由? 爆走観戦です。 

 同じ町内にあるセントラルサーキットで開催されるタイムレースにエントリーした友達の応援に駆けつけたとのことでした。

 このサーキットには当宿のフライヤーを置いてもらっていて、ごく稀に利用者の方が宿泊して下さいます。

 稀なのは駐車スペースが狭いため、サーキット走行用の車両を積んだ積車を停められないことが理由です。

 今回のお客様は応援ということもあり、ナンバープレートの付いた車だったので、積車を使用せずにお見えになった訳です。

 それでも、玄関前にユルユルと着いたクルマはいかにもそれっぽく、降りてこられた3人もお若かったので少々身構えましたが、お話すると皆さん穏やかで礼儀正しい方たちでした。

 

 今朝観戦に向かう前、朝食はいらないという皆さんにコーヒーをお出しし座敷でしばらくお喋りしました。

 取り留めのない話題も含めて沢山の話題が出ました。

 その中でも、外国からの方々の食事に対する捉え方が私達とは大きく異なっていることを痛感しました。そして、今後とも民宿を続けていく上での貴重で役に立つご意見や考え方もいろいろ聞かせていただきました。

 こういった活動的な方々にも純和風民家の素朴さや雰囲気を是非感じていただきたいと改めて思うとともに、駐車スペースの拡大も念頭に、サーキット利用の方々や訪日外国人の皆さんからも当宿を選んでいただけるよう改善に努めるつもりです。