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醤油

アルコールの入っていない醤油
アルコールの入っていない醤油

 今回のお客様は2ヶ月ほど前に予約を頂いたスウェーデンからの、お母様と息子さんのお二人。お母様は60歳手前ですが驚くほど若く見えて、てっきりご夫婦かと見間違えました。

 宿泊カードに年齢を記入する際、息子さんはひどく考え込まれていました。日本人のように歳や血液型などを気にする習慣がなくて、自分の年齢にも頓着しないようです。

 

 通じない言葉のやり取りで食事の話になりました。宗教的な事情か、肉類(魚はオーケー)とアルコール類は一切摂らないとのこと。

 多くの醤油にはカビの発生を防ぐ目的でアルコールが加えられているようです。一般的な市販の醤油は使えないため、自分で買い求めた醤油の瓶をお持ちでした。

 女将(連れ合い)は、肉類は一切食べないのに自分よりずっと大きくガッチリとした息子さんを見て、肉も含めて何でも食べる(しかも結構量も食べます)自分が小柄なのは納得いかないようでした。

 美味しいものを堪能してもらおうと張り切っていた女将としては少々残念でしょうが、限られた中で工夫するでしょう。

 

 近くで、日本的な文化や風俗を感じられるところを尋ねられたので、道の駅を挟んだ青玉神社と杉原紙の展示施設などを紹介したところ、早速お出かけになり、戻ってきてから、2日後に紙漉き体験を予約してほしいと頼まれました。

 人数に余裕があって予約ができれば、その体験もお聞きして、リポートしたいと思います。