当宿開業以来初の『ライダー』は少々年季の入った250ccバイクを操る女性でした。
この辺りの水の良さに興味があり、お見えの当日は自然の湧水が汲めるスポットと秘境とも言えそうな温泉地を経由し当宿に来てくださいました。ただルート終盤は、車両が離合もできないような山道が続く酷道を走る必要があり、相当慎重にバイクを走らせ暗くなってからの到着でした。
当宿でご注文いただける夕食は全て何らかの肉を使っているのですが(今回初めて気付きました)、その方はお肉全般が食べられないので、一部を魚介類に変えてご用意しました。
美味しい水に、当農園が有機肥料と無農薬で栽培した露地野菜、そして地元産のコシヒカリ100%のご飯で食が進み、十分に堪能していただけました。いつものことながら、ご準備したものを平らげていただけるのは宿泊施設として、調理した者(女将)として嬉しい限りです。皿は残っていたのでホッとしました(汗)。
将来的には当地のようなところに移ってきたい願望もあり、それも古民家が念頭にあるので当宿に興味があったようです。
こちらも役に立てばと、お互いに食事と入浴が終わった11時頃から話し始め、終わったのは深夜の1時でした。
この間、宿泊施設に対する口コミや評価点、インターネットで検索した際のヒットしやすい書き方などについても、経験に基づいたアドバイスをもらい、さらには集客のための魅力的な露出方法もアイデアをもらいました。
願ったり叶ったりの貴重な2時間でした。
これをカテに、こだわりも持ちつつ、より多くの皆様に純日本家屋の居心地の良さと、昔ながらの民家が息づく田園風景を楽しんでいただこうと改めて思っているところです。
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