若かりし頃女将はオフィスレディ(?!)をしておりました。その時の女性上司が、仲の良いお友達お二人と一緒に当宿をご利用くださいました。
温泉に入ったりしながら、とにかくゆっくりとお喋りがしたいと適当な場所を探している際、私どもが民宿を始めたという年賀状を思い出して連絡をくださったのです。
十分明るいうちに到着されたので、当宿も掲載された付近のフットパスマップ(散策マップ)をお渡しして熊野神社や”孝行ロード”などを散歩していただきました。少し風があったものの好天に恵まれ、田植えの終わった田園風景、杉やヒノキの林に混じる広葉樹のグラデーションなどもお楽しみいただけたと思います。
ご年配なので座敷よりもテーブルとイスの方が良いだろうと、夕食は離れの食堂にご案内。柔らかくコクのある但馬牛の牛肉に、当園で採れた野菜などを添えてお出ししました。普段は少量しか召し上がらないそうですが、『美味しかったので、頑張って食べました。』と言っていただきました。
その後もやはりテーブルとソファのある応接間(AVルーム)でお茶を吞みながらお過ごしいただきました。
翌日は出発までの間、農園主(兼女将)が丹精込めている菜園や果樹畑などもご覧になり、いい季節の当地を感じていただけたものと思います。
京都(市内)、大阪(堺市)、兵庫(西宮)の三方から見えたので、それぞれ少々遠方でしたが、電車や車中を含め、ゆっくりと存分におしゃべりする目的はかなえられたのではないでしょうか。
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